インド料理についての基礎知識だけでなく、インドの食文化や郷土料理さらにはインド料理と健康との関係など、インド料理に関する深い知識を習得していることを証明するのがインド料理資格です。
国家資格ではなく、さまざまな民間団体によって主催される民間資格です。これらの資格を保持しているとインド料理を自分や家族のために提供できるだけでなく、インド料理について自宅やカルチャーセンターなどで講師活動をできます。
似た名前の資格が多いので、取得するとどのような知識を習得できるのか、取得しようとするインド料理資格をどのように役立てるのかといった、しっかりとした目標を定めましょう。その上で、目的にかなった資格を取得することになります。
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人気 インド料理ソムリエ
インド料理ソムリエは、日本安全食料料理協会(JSFCA)によって主催されているインド料理資格です。インド料理の作り方や材料、そして様々な種類のスパイスについての知識を習得していることを証明します。さらにはインド料理に合うデザートや飲み物についての知識についても学べるでしょう。
この資格を保持していますと、自分や家族のためにインド料理を提供できるようになるだけでなく、インド料理ソムリエとして自宅やカルチャースクールなどで講師として活動可能です。
インド料理ソムリエ資格は誰でも受験でき、通信講座に受講したり本を購入して独学で受験することも可能です。またスペシャル講座を受講しますとインド料理ソムリエと後述のインド食文化士を試験免除で取得することが可能になります。試験は2ヶ月に1回行われ、在宅で受験する運びとなります。6日間の受験期間に試験を解き、それを期日までに提出します。インド料理ソムリエの資格は70%以上の正答率によって習得できます。また受験料が10000円と安いのが、この資格の魅力です。
家族のためにインド料理を提供したいという初心者からインド料理関連の職業に就きたいという方まで、幅広い層を対象とした資格です。
2位 インド食文化士
インド食文化士は、日本インストラクター技術協会(JIA)によって主催されているインド料理資格です。インド料理の成立からインドの食文化、さらには海外でのインド料理の位置づけや地域ごとに異なるインド料理の種類などインド料理についての深い知識を学ぶことができます。
この資格を保持していますと、インド食文化士としてカルチャースクールをはじめとしたさまざまな場所で講師をすることも可能です。
インド食文化士資格は誰でも受験でき、通信講座に受講したり本を購入して独学で受験することも可能です。またスペシャル講座を受講しますと、インド食文化士と前述のインド料理ソムリエを試験免除で取得することが可能になります。試験は2ヶ月に1回実施され、自宅で受験することになります。試験期間の6日間で試験問題を解き、解答を提出しなければなりません。受験料も1万円と低価格です。インド料理ソムリエと同じく、正答率が70%以上で合格です。
インド料理の普及活動を目的としたプロ向きに近い資格であると言えるでしょう。
3位 カレーマイスター
カレーマイスターとは、日本野菜ソムリエ協会が実施する資格のことです。カレーについての深い知識を取得し、その知識をカレーの食文化を伝えることを目的に創設されました。カレーの歴史からカレーが健康に及ぼす影響、さらにはカレーを普及するために必要なコミュニケーション能力やカレーを使ったイベントの設営方法など、カレーに関する普及活動に必要なノウハウを学べます。
カレーマイスター資格を取得するためには、日本野菜ソムリエ協会が提供する講座を受講し試験に合格する必要があります。難易度についてですが、主催する日本野菜ソムリエ協会のホームページによると、講義に出席しテキストをしっかりと読み込めば決して難しい試験ではないと記載されています。受講料は48000円と若干高めの設定がなされています。
インド料理の食文化を普及活動に活かしたいというプロ向きの資格であると言えるでしょう。