ピラティスは、数あるエクササイズの中でも最近特に人気が高まっているエクササイズ・プログラムのひとつです。大手スポーツジムでもピラティスを取り入れているところが増えており、個人でピラティスの教室やスタジオを開いたり、各地でワークショップなども開催されています。
ピラティスの人気に伴い、ピラティスのインストラクターやアドバイザーの資格も注目を集めています。
そこでこちらでは、今人気のピラティスに関する資格を徹底比較形式でご紹介します。
目次
1位 ピラティスセラピスト
ピラティスセラピストは、日本メディカル心理セラピー協会が主催するピラティスに関する大変人気の認定資格です。ピラティスの基礎的な知識や理念を学び、アドバイザーとして正しく伝えることができる能力があることを客観的に示す資格として評価されています。
ピラティスは体を鍛えるだけでなく、心のコントロールも重要な要素のひとつです。
ピラティスセラピストは、ピラティスの基本原則と癒しの効果のあるセラピーを合わせた資格です。呼吸法や体の動かし方、集中力や創造性といった心のコントロール方法など、さまざまな知識を必要とします。
ピラティスセラピストの認定試験では、エクササイズ以外にも、日常生活の中で意識すべき姿勢や睡眠、食事などの問題点を理解し、改善するための知識を持ち、正しいアドバイスができることが認定されます。
資格取得後は、ピラティスセラピストとしてフリーで活動したり、自宅でスクールを開くこともできます。
2位 ピラティスインストラクター
ピラティスインストラクターは、日本インストラクター技術協会が主催するピラティスに関する注目の資格です。ピラティスエクササイズは、ヨガや太極拳の動きを取り入れた体幹トレーニングの一種で、リハビリテーションの一環としてドイツで生まれました。胸式呼吸を使いながら独自のストレッチをすることで、身体の奥にある筋肉を鍛え、丈夫でしなやかな身体作りを目指します。
ピラティスで重要な「呼吸」、「身体意識の向上」、「正しい姿勢」を身に着けていることをピラティスインストラクター資格として認定しています。
「呼吸法」では心肺を強くし、循環器系の機能を高め、身体の隅々まで酸素を行き渡らせることができます。「身体意識の向上」では、自分の身体への知識を深め、身体の構造や機能、潜在能力などを知ることができます。「正しい姿勢」では、怪我や病気、生活習慣などによって身体についた悪い癖を修正し、身体のバランスを整えます。
これらの知識を正しく理解し、エクササイズを通して広く人々に普及する活動を行うための資格がピラティスエクササイズです。
3位 ピラティスマットインストラクター
ピラティスマットインストラクターは、アメリカ最大級のピラティス教育団体であるBISAピラティスが主催する認定資格です。ピラティスマット指導者資格コースを受講後に試験を受けることでピラティスマットワーク指導者認定証が交付されます。
ピラティスは、マット1枚あれば実践できるエクササイズとしても人気があります。自宅のリビングや屋外でもピラティスのエクササイズが可能なので、出張インストラクターなどでの活躍も考えられます。
ピラティスマット指導者資格コースでは、ピラティスに関する知識以外にインストラクターとして必須となるエクササイズの説明の仕方や指導法なども学びます。
ピラティスマットインストラクターの資格を取得することで、ピラティスの指導者としての知識を有することが認定されます。
4位 ピラティスマシンインストラクター
ピラティスマシンインストラクターは、米国のBISAピラティスが主催する認定資格です。
ピラティスマットインストラクターの上位資格となるもので、ピラティスマット指導者資格コースとピラティスマシン指導者資格コースの2つを受講することが義務づけられています。Evaluationテスト(最終資格評価テスト)を経て、ピラティスマシンワーク指導者認定証が交付されます。
ピラティスマシン指導者資格コースでは、マットエクササイズの知識に加え、ピラティスマシンを使ったエクササイズについて学びます。指導法についてもより深く、専門的な知識を深める内容となっています。
ピラティスマシンには「リフォーマー」「キャディラック」「バレル」「チェアー」の4種類があり、これらのマシンを使ったエクササイズを習得します。
ピラティスマシンインストラクターの資格を持つことで、スポーツ選手、妊婦などへの指導を想定した知識を習得し、ピラティスインストラクターとしての活動の幅がより一層広がります。
5位 IBMA認定 ピラティスベーシックインストラクター
IBMA認定 ピラティスベーシックインストラクターは、 IBMA(国際ボディメンテナンス協会)が発行するピラティスインストラクターの資格です。
IBMA認定 ピラティスベーシックインストラクターは「ベーシック」「アドバンス」「マスター」の3段階になっており、IBMA認定ピラティスベーシックインストラクター資格取得コースでは、ピラティスの歴史や基礎的な知識、ベーシックなムーブメントなどを学びます。
ピラティスベーシックインストラクターの資格を持つことでインストラクターとして活動することもできますが、ピラティスマスターインストラクターを目指すための第一歩としての位置づけもあります。
ピラティスマスターインストラクターを取得して、活躍の場を更に広げることも可能となります。