社会福祉を必要としている人々の多くは、精神面でもつらい立場にいることが想定され、メンタルケアの面でもサポートすることが必要と考えられています。例えば高齢者の方の孤立化によるうつや痴呆症の進行などが危惧されており、そこで福祉やメンタルケアの知識を持つ人が求められるようになりました。このような福祉と心理ケアに明るく、アドバイザーとして働ける人たちのために、「福祉心理アドバイザー認定試験」という試験が生まれました。
この「福祉心理アドバイザー認定試験」が、「日本インストラクター技術協会」にて実施されています。
この記事ではこの「福祉心理アドバイザー認定試験」についてご紹介します。
目次
特別な受験資格は必要なの?
結論から言えば、「福祉心理アドバイザー認定試験」を受験するために必要な受験資格は特にありません。
必ずしもメンタルケアや福祉現場での就業経験や、心理学に関する学歴がなくても、自由に受験することができます。
ただし、福祉に関する知識、また心理学の基礎知識を持ち、メンタルケアを必よとする人々のためにアドバイザーとして活動するレベルに至っているとされた方へ認定される資格であることから、相応の知識を所有しかつ証明できることを求められます。
「福祉心理アドバイザー認定試験」の試験詳細について
試験レベル
「福祉心理アドバイザー認定試験」では、福祉についての基本的な知識や様々な心理に関する知識、教える能力について試験されます。
試験主催者側から発表されている特定の試験範囲はないようですが、広く福祉関連、心理学関連の知識を求められる試験になっています。
受験料について
福祉心理アドバイザー認定試験は、「10,000円(消費税込み)」となっています。
受験申し込み後から数日後に、試験問題と解答用紙が郵送されます。このとき、受験料を「代金引換」にて支払うシステムになっています。
受験申込み~合否通知の受け取りまでの流れについて
福祉心理アドバイザー認定試験は、2カ月に一度の頻度でインターネットから受験申し込み可能です。
後は決められた試験期間内までに、回答用紙を返送すれば完了です。
その後インターネットに掲示されている「合格通知発送日」から数日後に合否通知が郵送されます。
合格認定証および認定カードの発行について
合格後希望者には、以下の手順で合格認定証および認定カードの発行を依頼することができます。
1.申込みフォームから合格認定証/合格認定カードを選択して発行申請を行う
2.本人写真(縦4cm×横3cm、フチなしのもの)を、協会宛に郵送する
発行に関する費用の支払いは受験料同様に代金引換(日本インストラクター技術協会のサイトによれば、佐川急便のeコレクトサービスになるようです。クレジットカードやデビットカードが使用できます)になります。
なお、合格認定証・認定カードともにそれぞれぞれ「5,500円(消費税込み)」となっています。
手数料や送料は一切掛かりません。
受験場所について
「福祉心理アドバイザー認定試験」は在宅受験になっています。
答案提出期限の範囲内で、都合のよい受験日を自由に選ぶことができるのは、お仕事をお持ちの方や子育て中の方にも受験しやすいうれしいポイントですね。
設定された試験期間内の都合のいい日に、受け取った解答用紙で受験した後には、日本インストラクター技術協会まで速やかに返送しましょう。
合格基準について
福祉心理アドバイザー認定試験の合格基準は、70%以上の評価となっています。
福祉心理アドバイザー認定試験の口コミと評判
では、実際に「福祉心理アドバイザー認定試験」を受験された方々の声を聞いてみましょう。
「この福祉心理アドバイザー認定試験は、カウンセリングを行うというよりも、具体的なアドバイスができるような視点でメンタルケアを考える資格であることに興味を持ちました。福祉現場で働く立場として、認定後はより自信をもって相談者と向き合えています。」
「学生時代に心理学について勉強した経験からメンタルケアの業務に携わりたいと考えたものの新卒で入った職場は全く無関係の業種でした。結婚して子育てが落ち着いた今、もう一度勉強し直したいと考えていました。福祉心理アドバイザー認定試験はそんな私にうってつけの試験でした。」
「テレビ番組を見ていると、中国では公共の建物を建築する際にも風水が考慮されると知りビックリしました。それほどまでに重視される風水とは何なのか、段々と興味を持つようになりました。今回この福祉心理アドバイザー認定試験に合格したことを生かして、風水相談のホームページを立ち上げようと考えています
「心理学や福祉の知識や経験があっても、人にアドバイスすることは難しいものです。この福祉心理アドバイザー認定試験は、人に教える技術について豊富な事例を持つ日本インストラクター技術協会が主催しているところに非常に安心感を覚えました。」
などの声が寄せられています。
まとめ
このように福祉心理アドバイザー認定試験は、福祉の現場においてメンタルケアを必要とする人々により具体的なアドバイスを可能とする頼れる存在として、ぜひ取得しておきたい資格です。
ぜひこの「福祉心理アドバイザー認定試験」への受験を検討してみてくださいね。