羊毛糸をフェルト作り専用の針で刺して様々な小物を作る羊毛フェルトをご存知でしょうか?
作品のかわいらしさと、安価な材料ではじめられる手軽さが受けて、女性を中心に大人気のハンドメイドです。気軽に買える毛糸を使って、猫や犬などの動物モチーフを作ったり、作った羊毛フェルトのパーツでアクセサリーを作ったり、と工夫次第で様々な作品を作ることができます。
この羊毛フェルトの作品作りをアドバイスできる立場の人を育成するために「羊毛フェルトアドバイザー認定試験」という試験が生まれました。
この「羊毛フェルトアドバイザー認定試験」が、「日本生活環境支援協会」にて実施されています。
この記事ではこの「羊毛フェルトアドバイザー認定試験」についてご紹介します。
特別な受験資格は必要なの?
結論から言えば、「羊毛フェルトアドバイザー認定試験」を受験するために必要な受験資格は特にありません。
必ずしも手芸講師などの特別の経験がなくても、自由に受験することができます。「羊毛フェルトアドバイザー認定試験」は、あくまでも羊毛フェルトの作品作りについてアドバイスができる知識を持っていることを認定するための試験です。
目次
「羊毛フェルトアドバイザー認定試験」の試験詳細について
試験レベル
「羊毛フェルトアドバイザー認定試験」では、ニードルフェルトに必要な基礎知識が一定以上のレベルであることだけでなく、さまざまなニードルフェルトの製作知識・レシピを習得し、適切にアドバイスできることを証明する試験となっています。
試験主催者側から発表されている試験範囲は下記のとおりです。
1.必要な道具便利な道具,羊毛フェルトに必要な道具,羊毛フェルト作成にあると便利な道具,羊毛フェルトの道具についてまとめ
2.作品を作る際のテクニック,フェルトボールの作り方,石鹸水でのフェルトボールの作り方,羊毛フェルトの刺繍について
3.羊毛フェルトの毛羽立ちについて,植毛について,洗濯機を使い石鹸水のフェルトを作成する。羊毛フェルトとミックスブラシを使用し、色を混ぜ合わせる。パーツをつける,口元を作る,石鹸水でフェルト化する
受験料について
羊毛フェルトアドバイザー認定試験は、「10,000円(消費税込み)」となっています。
受験申し込み後から数日後に、試験問題と解答用紙が郵送されます。このとき、受験料を「代金引換」にて支払うシステムになっています。
受験申込み~合否通知の受け取りまでの流れについて
羊毛フェルトアドバイザー認定試験は、2カ月に一度の頻度でインターネットから受験申し込み可能です。
後は決められた試験期間内までに、回答用紙を返送すれば完了です。
その後インターネットに掲示されている「合格通知発送日」から数日後に合否通知が郵送されます。
合格認定証および認定カードの発行について
合格後希望者には、以下の手順で合格認定証および認定カードの発行を依頼することができます。
1.申込みフォームから合格認定証/合格認定カードを選択して発行申請を行う
2.本人写真(縦4cm×横3cm、フチなしのもの)を、協会宛に郵送する
発行に関する費用の支払いは受験料同様に代金引換(日本生活環境支援協会のサイトによれば、佐川急便のeコレクトサービスになるようです。クレジットカードやデビットカードが使用できます)になります。
なお、合格認定証・認定カードともにそれぞれぞれ「5,500円(消費税込み)」となっています。
手数料や送料は一切掛かりません。
受験場所について
「羊毛フェルトアドバイザー認定試験」は在宅受験になっています。
答案提出期限の範囲内で、都合のよい受験日を自由に選ぶことができるのは、お仕事をお持ちの方や子育て中の方にも受験しやすいうれしいポイントですね。
設定された試験期間内の都合のいい日に、受け取った解答用紙で受験した後には、日本生活環境支援協会まで速やかに返送しましょう。
合格基準について
羊毛フェルトアドバイザー認定試験の合格基準は、70%以上の評価となっています。
羊毛フェルトアドバイザー認定試験の口コミと評判
では、実際に「羊毛フェルトアドバイザー認定試験」を受験された方々の声を聞いてみましょう。
「羊毛フェルトでミニチュアの動物を作っているうちに、友人からPTAのサークル活動の講師役に呼ばれました。その時は断りましたが、好きなことを仕事にしたいと考えるようになったことがこの羊毛フェルトアドバイザー認定試験を受験したきっかけです。認定後は自信をもって講師役を買って出られるようになり、ちらほらと講師依頼が舞い込むようになりました。」
「友人の雑貨店に羊毛フェルトで作った小物を置いてもらっています。友人からこんな資格があるから受験してみたら、と勧められたのがこの羊毛フェルトアドバイザー認定試験でした。売り上げUPに貢献できるかもしれないと思い受験し、認定カードをショップに置いてもらうようにしたら、驚くほど売り上げを伸ばすことにつながりました。」
「子供たちのバースデーパーティの余興の一つに、みんなで羊毛フェルトでお花を作っていました。何年も続けているうちにそれなりに教え方がうまくなり、資格を取っておきたいと考えるようになりました。この羊毛フェルトアドバイザー認定試験を受けて、足りない知識を改めて勉強できましたし、この羊毛フェルトのスキルをもっと他に活かしたいと考えるようになりました。」
などの声が寄せられています。
まとめ
このように羊毛フェルトアドバイザー認定試験は、手軽に始めることができて、作品完成までに時間がかからない羊毛フェルトを、人々に広めることができる資格です。
ぜひこの「羊毛フェルトアドバイザー認定試験」への受験を検討してみてくださいね。